恐怖・悦び・途方

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生まれ出づる

ものは

大概、

恐怖に

慄いている。

 

その恐怖を

和らげることは

残念ながら

できず、

 

ただ

見守るしか

ない。

 

その慄きは、

それを間近で

感じるだけで、

 

いつも私を

戦慄させる。

 

するともう

私には

祈ることしか

ない。

 

そんな時には、

あぁ祈りには

強いパワーが

宿るのだな、と

 

逆に

実感できたり

する。

 

そして

彼は生まれた。

 

まるで

「体」という

殻を

破るかのように。

 

実体のない

光の球の

ように。

 

生まれ出づる

ものの

慄きは、

 

生まれ出た

その瞬間から

悦びに

変わる。

 

私がすべき

は、

 

悦び過ぎない

ように

制御すること。

 

まぁまぁまぁ、

と、

落ち着いて

もらうこと。

 

ようやく

落ち着いたら

今度は、

 

その光は

途方に暮れる

のだ。

 

この強い輝きが

あまりに

強いから。

 

この輝きを

どのように

使えばよいのか、

わからずに。

 

ここからが

本当の

コーチングの

スタートだ。

 

つづく

 

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