実在レベルの鍼治療

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突然、
背中を
千本の釘で
打たれた。

痛い。

背中だけで
なく、
脚の裏、
膝からふくらはぎ
まで。

動けなく
なった。

硬直化。

喋る気力も
失せる。

だから
じっと
していた。

耐えられない
痛さでは
ない。

ただ、
何もする気力が
出なくなった。

で、
それが
よかった。

私が硬直化
することで、
目の前の
Aさんが
口を開いた。

私はただ
曖昧に
頷くだけ。

そのうちに、
刺さっている
釘の一つ一つの
先端が、

輝き
始めた。

すると
キューッと
鍼治療を受けて
いるような

不思議だが
エネルギーが
満ちてくる
感覚が。

ブツブツブツ

何か、絡まっていた
たくさんの糸が
一気に
弾け飛ぶ感覚。

ジワーッと
急に楽になった。

いつの間にか
釘たちは
消えている。

私の重さも
消えた。

というより、
実は先ほどまで
私はとても
重かったのだ
と、
この時点で
わかった。

見ると、
Aさんは
すこぶる晴れやか
な表情。

ひょっとすると
今の体験は、
Aさんの中で
起きた
実在の体験?

もちろん
顕在意識のAさんに
その自覚はない。

実在レベルの
鍼治療。
それが今ここで
Aさんに
為されたのか。

Aさんの
言葉の一つ一つ
が、
とても軽くなる。

ポンポンと
真本音の言葉
たちが、
Aさんの口から
飛び出す。

Aさん、
今ここで
脱皮したんだな。

じゃあ
ここから一気に
このコーチング、

次の段階に
ステージアップ
しようかな。

つづく

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