小さなトゲに過ぎない

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小さく
固まって
しまっている。

なんとか
それを
ほぐさなければ。

本当は
こんなにも
大きな人なのに。

こんなにも
大きな器
なのに。

心の中の
たったの
一点。

それは
恐怖とか、

不安とか、

怠け心とか、

絶望感とか、

憤りとか、

内容は
人それぞれに
よるけど、

たったの
一点、
しかしとても
濃い一点、

によって
その人は
ギュッと
固まってしまう。

幼子が
自分の両膝を
抱え込んで
拗ねてしまって
動かなくなった
かのように。

そうなると
もう、
外部からは
どのような刺激を
入れても

頑なに
動かない。

僕は
こんな小さな
人間だ、


意地を張って
でも、
小さくまとまろう
とする。

全身は
とてもとても
健康なのに、
ほんの
指先に
トゲが一つ
刺さっただけで、
そのトゲのこと
ばかりに
意識がいくように。

ほんの
一点なんだ。
問題は。

トゲに
過ぎないのだ。

でもそれが
自分の
生涯の大問題の
ように
本人には
映っている。

これがまた
人間。

でも
これを
乗り越えて
行かねばならない
のも
人間の宿命だ。

私は
そのための
サポートを
し続けている。

私が
やっていることは
トゲを抜く
ことなんだ、
要するに。

つづく

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