宇宙に
近いところから
地球を
見降ろしたときに
目に映る
この星の
曲面。
その
流れる
美しさ。
それを
生で見たことは
ないはずだが、
でもその
美しさそのもの
の「感覚」は、
なぜか
私達は全員
知っている
のではないか。
その「感覚」に
導かれて、
私達は
ここに来た
のではないか。
美しいものが
失われる
悲しさと
恐怖。
何としても
それを
防ごうとする
意欲。
決意。
心の
魂の
奥の奥の方。
そこに
存在する
かすかな
感覚としての
記憶。
それに
触れたとき、
私達は
人生を
急転回させる。
急転回の
のちの
急展開。
そして
そこに存在する
根源的な
問い。
“私は何者か?”
私は
美しさを
守ろうとする
者だ。
私達は
その約束を
果たす
者だ。
“いつから?”
今、
だな。
つづく