自分を
狭い筒の中に
閉じ込める。
身動きが
取れない。
しかし
いつの間にか
その筒が
自分である、
と
思い込む。
筒は
筒だ。
その中に
入っている
だけ。
でも
そのことを
忘れてしまう。
自由とは
まずは
その筒から
脱け出す
ことだ。
環境の
ことを
言っているのでは
ない。
精神的な
ことだ。
本来の自分
ではない
価値観に
自分を
合わす。
それは
時として
必要だろう。
しかし
その価値観が
自分そのもので
ある、
と
思い込むのは
あまりに
不自然だろう。
閉じ込めては
ならない。
一時的に
そうならざるを
得なかったと
しても、
ちゃんとそこから
出してあげる
こと。
でないと、
ずっと
自分を失った
ままだ。
とは言え、
本当のことを
言えば、
もう
その筒に
入ること自体が
必要ないんだ。
時代は
変わった。
筒に
入らずとも、
いや、
というよりも、
筒に
入らないからこそ
調和する。
そんな時代に
なれたんだ。
調和のために
筒に入っても
不調和しか
生み出さない。
そんな時代に
なった。
だから
生き方の
切り替えが
必要だ。
自分を本当に
失ってしまう
前に、
まずは
筒から自分を
出すことだ。
つづく