最後の
この一滴を
いつ
落とすか？
ここで
すべてが
決まる。
だが、
気を抜けば
今にも
勝手に
落ちそうだ。
スーッと
呼吸にさえ
気をつけて
静かに
静かに
その時を
待っている。
だが、
なかなか
こない。
焦る。
落ちて
しまう。
もういっその
こと、今、
落としてしまった方が
良いか。
いや、
まだダメだ、
妥協しては
ダメだ。
でもこのまま
だと
この一滴そのものが
消えてしまうかも。
いや、
妥協はいかん。
・・・
この
最後の一滴
の
ジレンマ。
このジレンマを
私達は
どれだけ
自覚できて
いるだろうか？
もし
自覚できて
いたならば、
最後の最後
で
気を抜ける
はずはない。
最後の
一滴こそが、
次の
ステージを
スタートから
決定するんだ。
つづく
