広い野原の
中に、
一本道が
続いている。
それは
細い道だが、
確かに
続いている。
永遠に
続いているのでは、
と
思えるほどに。
その先に
あるものも、
何となくは
わかる。
それは
とても明るい
場所だ。
そこに
ずっと
行きたがっていた、
それが
私だった。
が、
今の私は
その一本道を
外れようと
している。
もっと
先へ、
もっと
遠くへ、
行きたく
なったのだ。
そこまで
行くには、
今のこの道では
遅過ぎる。
確かに
この道は
気持ちが良い。
生きがいを
感じられる。
でももう
この道で
私が満足する
ことは、
ない。
と、
わかって
しまったのだ。
素晴らしい
仲間と出会い、
共に
歩み始め、
本領を
発揮し始め、
ここに
至り、
素直にそう
感じるように
なったのだ。
だから
私は
新たな道を
探る。
この道は
もう
手放した。
この道も
未知なる道
だったが、
新たな道は
さらに
冒険的だろう。
難易度も
上がるだろう。
望むところ
だ。
つづく