
強い風が
吹くと、
少し嬉しく
なる。
もっともっと
強く吹いて、
世の中の
余分なものを
取り払って
しまえ!
と、
心の中で
叫んだりも
する。
その、
余分なものに
よって、
進む者たちが
妨害に
遭っているから。
・・・・・・
進めば
妨害に
遭う。
この世の
習わしとも
言える。
が、
本当は
そんな習わし
はない。
少なくとも
これからは
そうではない。
進む者は
もっと
爽快に
進んでほしい。
・・・・・・
とは言え、
この10年で
随分と
変わった。
10年前は
進もうと思っても、
まるで
地雷原を
歩くかのよう
だった。
真本音の
方向性は
わかるのに、
進む方向は
観えている
のに、
目の前に
あるのは
地雷原。
そんな
感じだった。
今は
少なくとも
もう
地雷はない。
・・・・・・
そんな状態に
するまでに
10年かかって
しまった、
とも言える。
地道な10年
だった。
思えば、
後継者育成を
本当に真剣に
始めようと
思ったのが、
10年前だ。
地雷の
撤去作業
ばかりだった。
でももう
それは
終わったのだ。
・・・・・・
余分なものは
まだ
たくさんあるが、
それでも
もう
致命傷には
ならない。
だから、
自信をもって
進んでほしい。
10年前に
30年後ビジョンを
決めた。
その
最初の10年は、
地雷の撤去
だった。
次の
10年は?
焦ってしまう
が、
これまで通り、
着実に、
が、
出せる最大
スピードで、
行こう。
つづく