
一つのことに
集中しながらも、
少しズレた
別のものを
観る。
実はその方が、
その
物事の本質を
掴めたりする。
視線を
ずらす。
視点を
ずらす。
ズレ、というのは
気づきのきっかけ
なのかも
しれない。
一つの重要な
刺激を
与えてくれる
のだろう。
私は
クライアントさんとの
セッションの最中に
これを
意図的に行なう
ことがある。
正面の
クライアントさんに
全意識は
向けている。
が、
ちょっと
ズレた場所を
見つめる。
ポイントは
それによって
クライアントさんへの
意識を
分散させない
ことだ。
クライアントさん
に
100%の意識を
向けたまま
別の方向にも
意識を向ける
のだ。
そんなことが
可能なのか?
と
思われるかも
しれないが、
これこそが
私達人間の持つ
偉大な力の
一つである、
と
私は実感
している。
これをもっと
拡大して
言えば、
私達は、
あらゆる物事
に対して
同時に、
100%の意識
を
向けることが
できる。
・・・と。
この件について、
あるクライアントさんが
以前に
次のように
表現されていた。
「すべてのものに
ピントを合わせる」
と。
まさしく
そんな感じだ。
もちろん
これができるように
なるには、
それ相応の
訓練が必要だ。
すべてに
ピントを合わせ
ながら
生きることが
できれば、
日常における
発想も
行動も、
あらゆることの
次元が
変わる。
生きやすく
なる。
そのための
訓練の場を
創ろうかな、
と
今、考えている。
つづく