真実を見出すために

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一滴目。

その
波紋をよく
観察しながら、

タイミングを
逃さず、

二滴目。

さらに
波紋を丁寧に
観察する。

一滴目の
波紋と
二滴目の
波紋の
干渉もよく
理解しながら、

ここぞ、
の瞬間に

三滴目。

そうやって
増えれば
増えるほど、

影響は
複雑になる。

観察すべき
ことも
より複雑に
なりそうな
ものだが、

実は
そういうわけでも
ない。

複雑に
見てしまえば、
それはもう

観察
とは言えない。

観察は
シンプルに。

シンプルが
故に
奥深く。

観察のコツ
は、

表面に現れる
もののみに
意識を
向けること。
難しく
考察をせずに。

表面に現れる
すべてを
あるがまま
そのままに
見つめようと
すること。

そのまま
受け取ること。

考察は
要らない。

考察しようと
するから
真実を
見誤る。

表面に現れる
ことは
もちろん
表面的なこと
ばかりだが、

しかし
表面に現れる
ことこそ、
ちゃんと
本質を反映
している。

何の解釈も
なく、
完了感が出る
まで、
表面を
観続ける。

完了感が
出たら、
あとはじっと
待つ。

じっと待てば
浮かんでくる
ものがある。

それは、
問い
だ。

「?」
だ。

問いが
浮かんだら、
その視点から
改めて
観察する。

観察しながら
問いの答えを
見出そうと
する。

すると、
ふと答えが
浮かぶのだが、
同時に次の問いも
浮かぶ。

あとはその
繰り返し。

そう。

これこそ
セルフコーチング
そのものだ。

より深い
考察に繋がる。

私達は、
中途半端に
浅い部分で
考察に入り、

中途半端な
答えを
出す。

そこを
脱け出す。

真実に
繋がる
考察をする
ために。

世の中で
起きていることは
皆、
複雑怪奇だ。

皆、その
一部分のみを
取り出し、

中途半端な
考察を
し過ぎている。

本質は、

真実は、

もっと
シンプルなところ
にある。

一滴、
二滴、
三滴、
・・・

物事は
どんどん
複雑になる。

が、
その複雑さに
惑わされては
ならない。

判断と決断を
見誤らない
ためにも。

私達の
目が
試されている。

つづく

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