
中心軸が
上へ上へと
伸びている。
雲を貫き、
空を貫き、
宇宙を貫き、
さらに
その先へ。
無限とも
言える距離を
伸び続け、
果てしない
彼方にいた
自分が
一気に
ここまで
駆けてきた。
「よぉ!」
と
そいつは
来た。
「待たせたな!」
と。
待たせたのは
どちらだ?
むしろ
私の方だ。
受け入れる
私の準備が
整わないまま
だったから。
ずっと
待っていてくれて
ありがとう、
という
感謝の念のみ
湧き上がる。
とにかく、
遥か遠くに
いた私が、
この私と
一つになった。
実在レベル
で言えば、
1000倍くらいの
エネルギーの
高まりを
感じる。
これはちゃんと
バランスを
とれるだろうか?
ちゃんと
日常生活を
生きられる
だろうか?
と
心配になるが、
そのような
心配は
要らないらしい。
むしろ、
これまでの
自分の方が
1000倍も
不安定だった
ような気が。
ただ、
気を抜いては
ならない。
一つ決めて
一つやる。
一つ一つの
行動を
丁寧に丁寧に。
ちゃんと
自分を
コントロール
できるように。
しばらくは
よちよち歩き
だ。
つづく