
問い、が
私の上空を
いくつも
クルクルと
舞っている。
そのうちの
3つが、
私の目の前に
降りてきた。
1問目
「やはり、
やめるべきことは
何か?」
2問目
「これから、
どちらの方向を
向くか?」
なるほど、
私はどうやら
軌道修正を
しようとしている
のだな。
3問目が
来た。
「本当の未来は
どこにある?」
この3問目を
受けた瞬間、
これまで
私の前、彼方の
方に観えていた
人生のゴールが、
霞となって
消えた。
呆然と
していると、
そこから
わずかに右の
方へ
ズレた、
さらにその先に、
これまでよりも
もっと
明確なゴールが
観えた。
あぁ、あれか。
あれだったか、
本当は。
まぁ、
こんなものか。
私達は
自分が進むに
つれて、
自らのゴールを
変化させていく。
いや、
変化では
ないな。
もともと
それは
そこにあったんだ。
そこに
最短で近づく
ために、
その途上としての
ゴールを
設定していたに
過ぎないのだろう。
どうやら
私が思っていた
以上に、
私が人生で
やらねばならない
ことは
多いらしい。
これまでも
時間がない!
と
焦っていたが、
これはもう、
これまでの
比ではない。
それでも
私はもちろん
やっていくので
あるが、
私も
人間だ。
少しばかり
このまま
呆然とさせて
おいてくれ。
つづく