最後にするか

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風に
揺られながら
漂っている。

このまま
どこまで
飛ばされて
いくのだろう?

主体性を
ゼロにして、

完全に
委ねている。

雨が
降ろうが、
槍が
降ろうが、

風は
やまない。

だからずっと
漂いながら
飛んでいく。

・・・・・・

そうして
上から
世界を見降ろして
いると、

世界は
小さいなぁ、


思うのと同時に、

世界は
大きいなぁ、

とも思う。

あそこに
数えきれない
人達がいて、

数えきれない
想いと

数えきれない
確執が
ある。

あの中の
どこかにこれから
私は
降りるのだろう。

面倒だな、

思うが、

面白そうだな、
とも
思う。

今のこの
記憶は
降りた瞬間に
消えてしまうが、

だからこそ、
この感覚は
覚えておきたい。

自分が
どこから
来たのか?

という
感覚を。

・・・・・・

完全に
風に委ねよう、


決めてからは
早かった。

迷うことなく
次から
次へと。

何度も
降りては
何度も
飛ばされた。

飛んでいる
時は
全てを
思い出す。

降りれば
忘れる。

その
繰り返し。

だがもう、
そろそろ
終わりにせねば。

・・・・・・

人生、
遊びの如し。

本当に
そうだ。

が、
もちろん
真剣な遊びだ。

いついかなる
時にも
真剣だ。

それこそが
遊び、だ。

・・・・・・

呼んでいる。

呼ばれている。

そろそろ
終わりにしようと
思った途端に。

もう、
あと一回
だけだよ。

本当に
最後だからね。

私は、
最も声の
大きな彼方へと

飛ばされて
いく。

つづく

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