一見、どうしようもないが

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竜巻がまた
発生している。

無数の
小さいのが。

このパターンこそ
手強そうだ。

・・・・・・

どれだけ
大きくても

ターゲットが
一つであれば
やりやすい。

集中できる
から。

が、
こう無数に
あるとね。

しかも
てんでばらばらな
方向に
向かっているし。

この
まとまりの
なさと
分離感が

逆に
煩わしい。

さぁ、
どこからいくか。

・・・・・・

四方八方に
同時に
意識を
向けるしかない。

全方位。

空間そのもの
となる。

そして
すべてを
外側から
包み込むように
見つめる。

これが
できるまでは
どうしても
時間がかかる。

が、
一度できて
しまえば、
あとは
なんとかね。

・・・・・・

外側から
眺めている
うちに、

ついに
中心核が
わかった。

バラバラに
見えても、
結局は
一つなんだ。

必ずどこかに
中心核が
ある。

それが
見つかれば、

そこを
突く!

一気呵成に!

・・・・・・

すると、

一瞬にして
あれだけ
たくさんあった
竜巻達が、

きれいに
消散した。

そして
パラパラと
雨が
降ってきた。

慈雨だ。

悦びの
雨。

どうやら、

この組織の
窮地は
脱せたようだ。

つづく

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