私は
「言葉」
を大事にしたい。
コーチングに
おいて
よく私は、
「その今のお答えを
もっと、あなたらしく
言い換えると
どうなりますか?」
という
問いを投げさせて
いただく。
そして時には、
意味合いとして
まったく同じでも、
本当に
その人らしい
一言を見つけるために
長い時間をかける
こともある。
例えば
その人が
「楽しい」
という言葉を
言われたとして、
99.9%は
ピンと来るとしても
ほんのほんのわずかの
違和感があり、
しかも
これはとてもその人に
とって
重要なキーワードだと
思えれば、
上記の問いを
投げる。
その結果、
「楽しい」
ではなく、
「楽しく」
となったり
する。
一文字変わる
だけだ。
しかしその一文字
で、
その人の想いが
100%込められる
感覚がするので
ある。
このほんのわずかな差
が、
とてつもなく大きいと
ある時に
強烈にわかった。
100%の言葉は
その人の
魂の言葉だ。
つまりは
真本音の言葉だ。
それは
その人の中に
ずっと残る。
というよりも、
これまでもずっと
そこにあった
ものだ。
そこにあった
言葉を
掘り起こすのと、
今ここで
言葉をつくる
のでは
雲泥の差だ。
そして
100%の言葉は
このように一度、
顕在化すれば
ずっとその人の
心の中心に
据えられ、
意識される。
たとえ
時間が経ち
その言葉自体を
忘れてしまっても、
「楽しく」
という視点の
アンテナは立ち続け、
その人にとっての
必要な情報が
インプットされたり、
その人の無意識の
アウトプット(=行動)
につながる。
私達の顕在意識は
「言葉」
によって生きている。
どのような言葉を
持つかで
人生は変わる。
どのような言葉を
使うかで
人生は変わる。
決して大袈裟な
表現ではない。
だから私は
私の語る言葉の
一つ一つを
大事にしたいし、
人の語る
言葉の一つ一つも
大事にしたい。
言葉を大事に
するということは
人生を大事にする
ということだと
思うのだ。
つづく