新しいことを
始める時は、
いったん
無にならねば
ならない。
無と言っても
完全な無
ではない。
不必要なものを
一時的でも良いから
横にどけておくのだ。
不必要なもの。・・・
それは
これまでの「経験」
だ。
しかも特に、
成功した経験達。
もちろんそれらは
財産だ。
そこから学べることも
今後へのヒントも
ある。
しかしそれは
あまりにも
存在が強過ぎる。
その存在に基づいて
新しいことを始めても、
それはもはや
新しいことでも
なんでもない。
これまでと同じ
範疇のことは、
新しいことではない。
しかし今、
私達の多くは
本当に
「新しいこと」を
始めたがっている
のではないか。
これまでの範疇を
超えていく。
もっと自分自身を
開放していく。
そんな新しさ
への
止めどのない欲求、と
祈りが、
今の世の中の
根底に
激しく流れている。
今は間違いなく
そのチャンスだ。
今、始めずして
いつ始めるのか、と
多くの人が
心の奥で自分自身に
叱咤激励している。
その想いに
素直になろう。
そのためには、
無になることだ。
本当に無になれるか
どうか、ではなく、
無になろうと
すること。
これまでの経験を
いったんすべて
横に置き、
「今の自分」
に純粋になること。
今、私は
何をやりたいか?
この極めてシンプルな
問いに
正面から
立ち向かうことだ。
つづく