未知の領域
への穴が
ポッカリと
開いている。
しかし
その穴の手前には
激しい滝がある。
あの滝に
突入せねば、
あのポッカリの
中身を
知ることはない。
あの向こうに
あるはずの
新たな世界を
知ることはない。
しかし
あの滝に入れば、
一瞬で
呑み込まれるだろう。
さて、
どうする?
そんな時
私は、
ポッカリの穴
と
対峙する。
ただじっと
意識をそこに
向け続ける。
何も思考せず
何も解釈せず
ただ
あるがままに
向かい合う。
すると、
そのポッカリが
私を
呼んでいるのか
いないのか、
が
感覚でわかる。
呼んでいるのだ
と
わかれば、
私はその瞬間に
迷いなく
飛び込んでいる
だろう。
呼んでいない
と
わかれば、
もちろん行かない。
迷う場合は?
行かないよ。
じっと
向き合い、
あるがままを
感じ、
それで迷うなら
行かない。
と
決めている。
良いか悪いかは
わからないが、
私はそう
決めている。
そして、
どれだけ無謀だと
思われても、
「呼ばれているな」
と
直観できれば
行ってしまう。
それも
良いか悪いか
わからないけどね。
でも、
そう決めてるんだ。
つづく