自分を失う?

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スポットライトを

背後から

浴びている

感覚だ。

 

ステージから

客席へ

飛び降りる直前の。

 

ステージを

放棄するのでは

ない。

 

客席から

ステージを

眺めてみたいのだ。

 

客席の視点

もっとほしい。

 

私は今、

何をしているのか?

 

何をしているように

観えるのか?

 

客席から見て、

本当に調和した

場所に

私は立てているだろうか?

 

ステージから

客席に降りることは

簡単だ。

 

だがしかし、

待てよ・・・。

 

もし今、

それをしたら、

ステージの自分は

客席の自分の

コントロール下に

置かれる。

 

それでは

結局のところ、

これまでの私の

パターンを

逸脱できないのでは

ないか。

 

客席に合わせる

のではなく、

 

客席を引っ張る

くらいの

強引さこそが、

 

今ここで

 

望まれている

のではないか。

 

ステージのキワで、

私はステージを

振り返る。

 

眩い光達。

 

この光の中で

私は自分を

失いそうだった。

 

でも、

それで

良いのでは

ないか。

 

もっと

自分を失って

しまっては・・・。

 

それこそ

次の幕への

引き金になるのでは。

 

私は

光の中へ

戻った。

 

自分がわからなく

なる。

 

だが、

これでいい。

 

つづく

 

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