人には
鍵みたいなもの
があってね、
それを知らずに
扉を閉じたまま
ずっと
生き続けているんだ。
でも、
ある時ある人と
出会った時に、
あー、この人と
出会えたから
もういいかな、
と
自分にOKを
出して、
その鍵を
開けるんだ。
扉が開くと、
その向こうに
ずっと隠れていた
ものが
姿を現す。
それが
「本来の自分」
だったりする。
しかもその
「本来の自分」
は、
これまでの自分の
個性とは
真逆のものを
たくさん持っていたり
する。
能力もそう。
これまで
まったく使ってこなかった
力を
突然使い出したりする。
未経験の個性で
未経験の力を
使う。
本人にとって
みれば、
自分が自分では
なくなってしまった
感じ。
でもその
個性と力のその
向こう彼方に、
確かに
観えてくるんだ。
本当の
ビジョンが。
これを自覚
した時、
その人は初めて
本当に
認めるだろう。
以前の私は
仮の姿だった、
と。
そういった意味で
出会いとは
ある意味
恐ろしい。
と、当時に
とてつもなく
素敵だ。
出会いによって
人生は
とんでもなく
刺激的な変化を
することになる。
人との出会いは
自分との出会い
でもあるんだ。
つづく