豪雨に見える
状況も、
実は
自分が創り出している
幻影に過ぎない。
しかしそれを
幻影である、
と認識しても
何の意味もない。
それは
現実だ。
幻影だろうが
実在だろうが
そこにあるのだから
すべては
現実だ。
そう捉えて
真摯に向かう
しかない。
幻影の痛みは
幻影だが、
でも実際に
痛むのだから
しょうがないだろう。
痛くない、
なんて思い込む
必要はない。
むしろ、
痛い痛い!と
泣き叫べばいい。
痛いものを
痛いと
ちゃんと感じるから、
私達は
ちゃんと進めるのだ。
雨は雨。
晴れは晴れ。
一つ一つ
丁寧に
噛み締めながら
進もう。
都合の良いこと
のみを受け入れ、
都合の良くないこと
からは逃げる。
そんな生き方
だからこそ、
エネルギーは
減退し、
虚しさは
増し続け、
ついには
何の気力も
出ないようになる。
雨が降っている
から
気力がなくなる
のではない。
逃げ続けるから
気力が
削がれている
わけだ。
今、
豪雨に立つ
人は多い。
豪雨であると
ちゃんと
認めることだ。
そして
雨粒に向かって
顔を上げよ。
雨は私達を
殺しはしない。
風邪はひく
かも知れないが、
結局はそれで
鍛えられる。
豪雨を
楽しめる自分に
なってゆく。
限界を超える
感覚がすると、
ついつい
逃げたくなるが、
逃げたくなる
心も
そのままに。
逃げたいよー!
と叫びながら、
進めばいい。
今の私達には
進む選択しか
ないのだから。
つづく