炎が
小さくポッと
生まれたかと
思えば、
ポッと
消える。
消えたかと
思えば、
また別の場所に
生まれる。
連鎖。
炎の一つ一つは
別個の
もの。
だが、
それはまるで
永遠のリレーの
ように、
途切れることは
ない。
命とは
このように
続いていくものか。
私達は
命のリレーを
し続ける存在だ。
私の命を
高める
ということは、
私の命に
こだわらない
ということ。
私という命を
超える、
その勇気と
気概を持ち、
その上で
すべての力を
抜き、
大いなる流れに
委ねること。
すると
この命は
個人のものだが、
その土台の
永遠を
感じ、
なるほど、
これが
私か、
本当の、
私か・・・、
と。
これまで
些末とばかり
思い込んでいた
この小さな
存在を
ようやく
偉大なるものと
受け止めることが
できる
幸福へ。
分離している
からこそ
広がり続ける
私
という存在
達。
あなたの
ことだ。
それは
すべてであり、
たった一つの
こと。
こんな小さな
私だからこそ、
ここに
無限がある。
だから
進める。
命を
委ねながら。
静かに。
つづく