迷い、
があるのが
人間だ。
だから私は
迷いを
愛する。
あらゆる迷いを
どんな小さな
迷いも
それが
発生したら
自分の両掌の
中に包み、
雛鳥を
守るかのように
大切に
保護する。
迷いは
宝物だと
思っている。
それが自然に
消滅してしまう
まで、
大切に保護し
観察し
慈しみ続ける。
迷いの多くは
苦しみを
伴ったり、
エネルギーを
奪ったり
する。
そういった
苦しみの感覚
エネルギー枯渇の
状態、
そのものを
私は愛する。
あるがままを
見つめ
あるがままを
感じ続ける。
本当の意味で
この生き方が
できるようになった
のは
12年前だ。
その12年前から
明らかに
私の人生展開は
変わった。
それ以前は
迷いをなくすことが
成長だと
思い込んでいた。
それ以後は
迷うのが人間。
迷いを愛するのは
人間を愛することだ
とわかった。
そして面白い
ことに、
そうなることで、
迷いと共に
歩み、
かつ
迷いによって
惑わされなく
なった。
決断すべき
瞬間が
観えるようになった。
そして、
いつもは
迷っているのに、
いざという時に
必ず
決断できる自分に
なれた。
そして、
その決断は
道を拓いた。
私達は
迷うように
できている。
であれば
迷いと共に
進もう。
徹底的に。
つづく