目に見えている
この現実を
じっと
観よう。
それは
確かに
ここにある。
しかし
それは
淡い。
しかし
その淡さに
愕然としている
暇はない。
その儚さに
絶望している
暇はない。
もっと
自らの渾身の
想いを込めて
あるがままに
観つめよう。
観詰めよう。
すると
その
奥
がわかる
はずだ。
その
奥にある
何ものか、
の
果てしなさ。
悲しみも
あれば
怒りも
あれば
やすらぎ
も
喜び
も
あらゆる
揺れが
そこには在り、
有る。
だが、
それで驚いて
いる
暇もないのだ。
さらに
その
奥
を私達は
さらなる
果てしなさ
と共に
感じ取らねば
ならない。
それこそが
真実。
真理。
愛。
そして
さらに、
その奥を。
すると
自分が
何ものか、
を
誰もが
知るだろう。
あらゆる
現実の
その奥に
それは
あるのだから。
つづく