余分なものを
取り払う
ことだ。
まず
考えるべき
は。
余分なものを
ジャラジャラと
ぶら下げたままで
さらに何かを
付け加える。
その繰り返しで
人生の重みは
増していく。
しかしその
重みの
ほとんどは、
余分なもの
だ。
余分な荷物を
積み上げながら
登山をするような
ものだ。
まったくもって
意味がない。
いや、
重いものを
運ぶことで
鍛えられるよ、
という
意見もあるが、
実は
昔の私は
完全にそう考えて
生きていたが、
残念ながら
そこから得られる
ものは、
ない。
その経験すら
必要ない。
むしろその
経験は、
これから先の
自分の選択を
歪める。
百害あって
一利なし。
それくらい
はっきりと
完全に
意味がない
と
決めてしまう方が
いい。
重い荷物を
持って
ヨタヨタと進む
よりも、
私達にはもっと
することが
あるだろう。
できるだけ
身軽に
一刻も
早く、
突っ走っても
よいから、
まずは
“あそこ”に
たどり着こう。
”あそこ”に
至って初めて、
その後の
未開の地が
開かれる。
私達の目指す
本当の
人生の道のり
だ。
今ここは、
冒険でも
何でもない。
よく知っている
道だ、
本当は。
だから
こんなところで
重い荷物を抱えて
自己満足を
しているのは
やめよう。
成長のために
進むのでは
ない。
今は、
一刻も早く、
本来の場所に
戻るために
“あそこ”に
至るために
進むんだ。
つづく