ゆっくり
ゆっくり
扉が開く。
これまで
ずっと
閉ざされていた。
扉の向こう
の
見慣れた景色が
思い出される
が、
きっと
きっと
それはもう
大きく変化
しているだろうな。
だって
そのために
ここまで
がんばってきた
のだから。
私の希望。
皆の希望。
人の希望。
あらゆる
混乱の中でも
それは結局
残り続けた。
それをちゃんと
確認せずには
おれなかった。
確認するなら
とことん
詳細に
確認したかった。
そしてそれは
完了した。
もう
大丈夫。
そう思えたら、
扉が
開き出したんだ。
つづく