実は、
ある重大な
人生の決断をして、
この7月1日で
ちょうど30年
経った。
あの決断が
なかったら、
その後の私の
あらゆる出会いは
なかっただろう。
そして当然、
今の私は
ここにはいない。
どころか、
この世にはもう
存在していない
だろう。
それだけの
重要な決断。
どんな人にも
そういった決断は
あるだろう。
よくあのような
勇気のある
決断ができたもの
だと、
30年前の私を
私は
褒めてあげたい。
・・・と、
ちょうど30年経って
初めて本気で
思えたのだ。
今でも明確に
思い出す。
あの決断に
向かう私の
傍らに、
決断に向かって
歩く私を
取り囲むように、
“みんな”
がいた。
一瞬だが、
私は“みんな”の
気配を感じた。
あの瞬間の
おかけで、
私は最後の一歩を
踏み出せた。
あの感覚は
ずっと
覚えていた。
でも、今日
初めてわかった
ことがある。
“みんな”とは、
今、私の周りにいる
みんな、だ。
そう、
あの時の私から
してみれば、
未来に
出会うべき人達。
みんなが、
確かに
あの時、私の
周りにいて、
私を一押し
してくれた。
私達は
誰もが、
“みんな”と共に
いる。
“みんな”は
待っているんだ。
“出会い”
をね。
みんな、
そうだ。
それが
私達だ。
つづく