すべてが
崩れ去るような
感覚が来たら、
チャンスだ。
すべてが
崩れ去るままに
任せるといい。
委ねると
いい。
何も残らない、
無
となる恐怖が
あると思うが、
私達人間は
無
にはならない。
むしろ
崩れ去るものへの
執着によって、
自分で自家製の
無
を自分の中に
創り出してしまうのが
私達だ。
私達は
私達自身が創り出す
無
に、恐怖心を
抱いているわけだ。
これも人間の
一つの宿命かも
しれないが、
今はそこに
こだわっている
暇はない。
先に進まねば
ならない時だ。
一気呵成に。
すべてが
崩れ去る感覚は、
そのために
必須なもの。
むしろ
スムーズに自分は
進めているのだと
いう証、
くらいに
捉えるといい。
崩れ去る恐怖
よりも
進もうとする
悦びを
感知できる自分に
なろう。
すべてが崩れ去る
感覚は
今後の人生において
頻繁に
訪れるだろう。
それ自体を
楽しめる自分に
なれば、
強いよ。
つづく