どうしても
入れない
境界線がある。
まるで
厳重な壁が
そこに
あるようだ。
透明の壁が。
そのラインを
踏み越えようと
思うと、
体ごと
激しい抵抗に
遭い、
反対方向に
吹っ飛ばされる。
何度やっても
ダメ。
やる度に
もうこれで
諦めようと
思う。
でも少し
時間が経つと、
どうしても
また
挑戦したくなって
しまうのだ。
最初は、
自分自身の強い
執着かな、
と
思っていたのだが、
どうも
そうでもない
らしい。
撥ね飛ばされる
度に、
極度の怒りが
込み上げるのだが、
その怒りが
どうやら
真本音の怒り
のようなのだ。
であれば、
永遠に
ダメでも
永遠に
私は
立ち向かう。
こういうのを
みて、
あいつは
アホだ
と言う人は
事実、
多い。
が、
それが
どうした。
私は
誰がどう言おうが、
私自身の
真本音の意志を
大切にする。
笑うが
いいさ。
と、
言いながらも、
私自身が
自分を
笑い飛ばしているよ。
つづく