自分のことしか
考えない人は、
自分が今ここにいることに対して、
いったいどれだけ周りから
様々な力をいただいているか?
ということを
まったく気づけないままに
生きることになります。
自分のことを
わかっているのは、
自分だけ。
誰も自分のことを
理解してくれない。
理解しようとも
してくれない。
ひょっとするとそれは
事実かも知れません。
しかしその事実を
創り出しているのは
自分自身であるという
事実もあり、
もしそこに本当に気づけたら
その人はもう8割くらいは
そこから抜け出せたと
言えるでしょう。
自分の孤独を
創り出していたのは、
実は自分自身であった。
そして、
自分の現実を
創り出していたのは、
実は自分自身であった。
この単純な事実を
もしほとんどの人が
腑に落とすことができたら、
それだけで
世の中は変わると
思うのです。
ところが。
ご承知の通り、
そう簡単にはいかないのが
現実でもあります。
ここで、
ちょっと視点を
変えて。・・・
「あなたは今、
どこにいますか?」
と問われて、
あなたは何と
答えますか?
時たまですが、
私は突然クライアントさんに
そのように問うことが
あります。
多くの人は
「ここにいます」
と答えます。
でも本当に
そうでしょうか?
次の問いを
真摯に受け取って
みてください。
その上で、
自然に浮かぶ答えを
自分の中から
聴いてみてください。
「あなたは今、
本当に、ここにいますか?」
どうでしょう?
どんな答えが
浮上しますか?
やはり、
「ここにいます」
という答えですか?
もし
「ここにいます」
という答えでしたら、
次の問いを
自分に投げてください。
「本当に本当に
ここにいますか?」
そして、
「本当は
どこにいますか?」
と。
なんでこんなことを
書くかと言いますと、
今、「ここにいる」人が
極度に減っているからです。
これは
ここ2〜3週間の
傾向です。
私の印象では、
ほぼ、すべての人が
どこかに行ってしまっている。
ここに、
心と体はあるけれど、
魂が
どっかに行ってしまっている
のです。
もう一度、
このように問うて
ください。
「今、私は本当は
どこにいるのだろうか?
どうして、
そこにいるのだろうか?」
ここにいないことを
決して悪いことだと
思わないでください。
意味があって
あえて、
ここにいないのだと
思ってください。
どこかに行っていて
いいんだよ。
今は、そんな
時期なんだよ。
必要があって
そうしてるんだよ。
という気持ちで
自分自身に
問うてください。
「今、私は
どこにいるの?
何のために
そこにいるの?」
そして
さらに次のように
問うてください。
「何が完了したら、
ここに戻って来れるの?」
自分がここにいない、
真の理由を
できるだけ明確に
してください。
それをしなければ、
あなたはだんだんと
孤独になります。
そして冒頭に書いた通り、
自分のことしか考えない
という状態に
入ります、
今、ここにおいては。
私達人間は
「今、ここにいて
今、ここを生きる」
ことができて初めて、
周りとのつながりを
実感できるように
できています。
今、ここにいないということは
本来の自分を
見失うことに
直結します。
しかし、
今、多くの人が、
わざと
「今、ここにいない」
という状態を創り出して
います。
理由は
今の私にはわかりませんが、
恐らく、
そのうちに、近いうちに
わかるでしょう。
ただ、私が
皆さんにお伝えしたいことは、
今自分は、ここにいないのだ
という事実を知り、
そして、そのことに
大いなる意味があることを知り、
そういった状態にある自分を
許し、
大らかな眼差しで
自分を見つめてあげてほしい
ということです。
皆さんは今、
今ここから離れることで
何かを得ようとしています。
早くそれが
得られればいいなと
願います。
つづく