皆さんの前に
立つ直前に、
全身を覆う
苦しみが来た。
あぁ、これは
この場にいる
皆さん全員の
苦しみだ。
苦悶の表情に
なりそうに
なる。
が、今は
表情に
出すわけには
いかない。
冷や汗が
出る。
必死に
苦しみを
浄化する。
それが
上手く仕切れない
ままに
時間が来た。
皆さんの
前に
立たねばならない。
これまでも
こういったことは
何度もあったので、
まぁ何とか
なるだろう、と
開き直って。
ところが、
皆さんの前で
語り始めたら、
どんどんと
上から下に
苦しみが
流れ始めた。
浄化が
急ピッチで
進んだ。
そうか。
これも
ここにいる
皆さんの
力だ。
これが
皆さんの力
であり、
かつ
こういった力が
あるからこそ、
皆さんは
たくさんの人から
たくさんのストレスを
受け取ってしまう。
それが
自分の
役割であるかの
ように。
そういった
皆さんの
場なんだな、
ここは。
力ある者が
その力を
存分に使う。
使い過ぎて
容量オーバーに
なる。
よくある
ケースだが、
私はこういう人を
こそ、
サポートさせて
いただきたいのだと
改めて思った。
自己犠牲は
自己満足だ。
それは
わかっている。
でも、それでも
必死に
それを
やり続ける人達。
私はある意味
尊敬する
と共に、
でもやはり
その苦しみ方からは
脱け出して
ほしいと
願うんだ。
つづく