実は陰鬱じゃなかった

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雨の中を
歩いていると、

知らぬ間に
ついつい
意識は
内に籠る。

雨の世界は
暗いから。

濡れるのも
いやだし。

気分が
憂鬱になっていく。

が、

そういう時
こそ、

一つの
訓練だと思って、

意識を
外へ外へ
向けてみよう。

雨粒の
一つ一つを
見つめるくらいに。

一つ一つの
現実を、

外の世界を、

解釈なしに
見つめ、
聴き、
感じよう。

そこには
思っているほどには
悪くない
世界が
広がっている。

気づかなかった
ことにも
気づけるように
なるだろう。

雨だから
こその
美しさも
感じるかも。

実際、

陰鬱に見えていた
世界にも
光と輝きが
あり、

暗いからこそ
それが
際立つ。

内側に
籠って
世界を閉ざすより、

雨が降ろうが
槍が振ろうが

世界そのものに

現実そのものに

意識を
向けよう。

私の場合、
たったこれだけの
ことで、
人生観が
変わったんだ。

つづく

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