何としても守るもの

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真っ暗な
闇の中

一本の細い
光の直線が

下から上へと
垂直に
続いている。

細い細い
線なのだが、
よく見ると、

細くとも
それは
流れ続けている
一本の
エネルギーだった。

下から
上へ。

細々とした
エネルギーの
ようだが、

でもさらに
眼を凝らして
見つめてみると、

そこには
たくさんの
生命たちが

ひしめき合い
ながら
エネルギーと
共に
流れていた。

下から
上へ。

この暗闇は
どこなのか?

という
疑問は
その時点では
全く
浮かばなかった。

ただ
祈り続けた。

彼ら、

つまりは
たくさんの
生命たち、

彼らが
何とか無事に
流れ続けます
ように。

生命が
続きますように。

なぜこんなに
祈るのか、
自分でもよく
わからなかった。

が、
私は必死
だった。

この世の中
には、
決して
途切れては
ならないものが
ある。

何が
あっても、
これだけは、

守り続けなければ
ならない
流れ
がある。

もしそれを
守りきれずに、

それが
途切れて
しまったら、

何のために
ここに
来たのか?

それこそ
すべてが
意味を失う。

私はきっと
それを
わかっていた。

私の人生、

時々、
後悔の場面が
頭をよぎる。

フラッシュバック
する。

なぜあの時、
私は
あのような
行動を
とったのか?
と。

でも今は
ちょっとずつ
わかりかけて
いるんだ。

私はどうしても
守るべきものを
守りたかった
のだと。

つづく

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