10年前と比べる雲泥の差

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時々、
ゴリっと
回転する。

回転する
度に

何か
新たな分子の
ようなものが

恐らく
新種の成分が

生み出される。

そしてそれが
拡散する。

世の中
全体に。

それらが
染み渡って
行けば、

最初は
新たな異物を
含んだ違和感が
あったにしても、

自然にそれは
慣れて
しまう。

そして
最初から
それは含まれていた
かのように、

それが
自分自身で
あったかのように
思えてしまう。

しかしこの
本質的変化

大きい。

私達が
気づいていない
だけで。

私達は
鈍感だ。

鈍感だから
やっていけるのだ
ということも
もちろん、ある。

鈍感だから
すぐに
慣れてしまう。

慣れるのが
人間。

適応してしまう
のが
人間。

でも
随分と
変わったんだよ、
私達は。

10年前に
比べるとね。

雲泥の差。

そう感じる。

もし
タイムマシンに
乗って、
10年前に
戻ったとしたら、

この世を
構成している
何ものかの
密度が、

濃密さが、

あまりにも
違うことに
驚くだろうよ。

濃密に
なっている。
日々。

新たな何かが
どんどん
染み渡って
いるんだ。

つづく

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