吐き出し結ぶ

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身体の中
から

何かが
吐き出され
そうだ。

とてつもない
何か、が。

きっとそれは
恐ろしい
ものだろう。

ということは
ずっと
私はその
恐ろしいものを
内包しながら

ここまで
来たのだ。

その存在を
知らず。

しかしそれが
人間たるもの。

これまで
何度も
様々なものを
吐き出してきた。

吐き出す
度に

それらから
自由になれた。

軽く
なれた。

今回も
同様なのだと
思うが、

一つだけ
違う気がする。

きっと私は
その
吐き出した
ものを

また
喰らう。

吐き出した
ものには
芯(真)が
ある。

吐き出された
それは
吐き出される
ことで
浄化され、

芯(真)
のみとなる。

そいつを
また
きっと私は

喰らう
だろう。

そいつは
とても
恐ろしい存在
だが、

私に
とっては

私の人生
にとっては

なくては
ならぬもの。

そいつと
私は
再び
結ばれる。

つづく

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