その呼吸は

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呼吸だ。

誕生の
ための

呼吸だな、
これは。

独特の
テンポ。

独特の
振動。

もうすでに
鼓動が
聴こえる
ようだ。

新たな何かを
生み出す。

それがたとえ
小さな発想
だとしても。

その人から
しか
生まれないもの
ならば、

それは非常に
尊く、
独特の呼吸に
よって
導かれる。

あっ、
今、発想を
やめないで
ください。

すぐには
答えは
出なくとも、

もうすぐ
とても大切な
何かが
気づきとして
浮上しますよ、
きっと。

そんなフィードバック
をして
あとは
静かに待つ。

ずっと
無言の場と
なるが、

それは
誕生の直前の
とても尊い場。

私の仕事の
悦びの
一つ。

つづく

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