場を味わう

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結構、私は
雑踏
というのが
好きで、

ガヤガヤ
している空間で、
一人、仕事をすることが
多い。

カフェとか。

もちろん
場所にもよるが、

人々の気配や
ある種の
騒がしさがあると、

逆によく
集中できる。

かといって
もちろん
静かな場所も
好きで、

山とか自然とか、
誰もいない、

人の気配が
何もない、

自分しか
いない、

という場で
静かに落ち着いて
仕事をすることも
ある。

いずれに
しても、

「場」を楽しむ

ということを
私は
常に一日中
行なっている
かもしれない。

場を楽しみ
ながら生きるのは
人生を
数倍に
充実したものに
してくれる。

自分の
内側に意識を
向けて、
いろんな想像を
することも
好きだが、

その場全体に
意識を向け、

つまりは
自分の外側に
意識を広げ、

場と、
場の中の自分と、
両方を
感じながら
ここにいる、
というのが
何とも言えない
独特の味わいが
ある。

電車が好きなのは
こういうところにも
理由があるかも。

電車という
あの独特の
空間、場。

私はその
空間そのものと
一つになり、
そこにいる。

しかもその場は
移動している。

この
「移動」がまた
楽しい。

歩いていても
良いのだが、

「移動」は
独特の発想
を喚起してくれる。

同じ場所に
いない、場。

同じ場なのに、
同じ場所に
いない。

この状態こそ、
私達人間が
本質的に
望んでいる一つの
カタチではないか。

私達は
安定も望むが、
もっと深いところで
進化も
望んでいる。

私達は
同じ場所に
いたくない存在だ。

しかし
同じ場所にいて
安定していたい
気持ちもある。

その両方を
兼ね備えた
象徴的な場が
電車か。

まぁ、電車以外の
乗り物も
同様かもしれない。

が、私は
知らない人達、
無数の人達の
雑踏があり、

しかもそこに
自由に
乗り降りができ、

人が変われば
空気も変わり、

しかし空間は
同じ。

でも場所は
変わり続ける、
という

やはりあの
独特の感じが
好きなんだな。

自分は
どんな「場」が
好きか?

どんな「場」に
身を置くことで
最も活性化
できるか?

そんなことを
真剣に
考えてみよう。

そして
できるだけ
自分のいたい「場」に
いる。

そんな時間を
増やそう。

それだけで
毎日が
ちょっと変わって
くる。

私達は
「場」と共に
生きている。

つづく

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