過去から
今ここ、へと
繋がり
続けている
線。
それは
振り返れば、
細い細い
糸のような線。
こんなに
細いところを
たどってきたのか、
と
びっくりする。
数えきれない
選択肢を
経て
ここに来ている
のだから、
当然と言えば
当然だが。
日常における
ほんの些細な
選択を
変えただけで、
もう、
今ここには
いないかも
しれないのだ。
これを
偶然、というのか、
それとも
必然、というのか。
もちろん
本質は、必然
なのだが、
しかし私達は、
偶然
というのも
楽しみたいよね。
全てが必然、
と
わかりながらも。
いや、
わかっている
からこそ、
偶然
を楽しめる
のかもしれない。
「偶然、偶然!」
と
心の中で
叫ぶ。
「ウヒョー、
こんな偶然が
あるのか!」
と
感嘆する。
最近は特に、
私は
そのような
楽しみ方を
している。
顕在意識の
レベルでは、
未来は
さっぱりわからない。
予想外、
想定外の
ことばかり起こる。
それを
楽しむ。
この後、
どうなるか?
実在が
わかれば
わかるほど、
自然に
見通してしまう
ところはある。
だからこそ
私は
そこのスイッチを
意図的に
オフにして、
何も気づいて
いないフリを
自分自身に
対して
行なう。
そして
偶然
を楽しむ。
この方が
私の場合、
人生が
より充実して
感じられるんだ。
つづく