最後まで見届ける

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とても
重要かつ
有効な
刺激を入れることが
できた後は、

私はじっと
観察
のみをする。

その刺激が
何に(誰に)
どのような影響を
及ぼし、
さらにその後、
どう展開するのか?

そう簡単には
次の刺激は
入れない。

刺激による
波が
スーッと広がり尽くし、
消えてしまうまで、
じっと
ただ、観察のみを
する。

その方が
楽しいし、

その方が
調和しやすいから。

以前は、
ここを待てずに
すぐに次の
刺激を入れていた。

それが
余分だったな、

今となっては
わかる。

余分なことを
一度すれば、
その後もまた
新たに余分なことを
しなければ
ならなくなる。

余分に余分を
積み上げるような
進み方となる。

それで私は
疲れてしまって
いた。

今は、
そういうところから
自分を
解放してあげて
いる。

たった一つの
小石を、
池にポチャンと
投げ入れる。

投げ入れる
場所と
タイミングさえ
きちんとすれば、

たとえ小石
でも、
そこで生まれる
波は、
ずっとずっと
広がり続ける。

下手をすれば
その「世界」の
岸(端っこ)まで
行き着き、
さらに波が
反射されて戻って
くることもある。

反射した波は
まるで全くの
別物に思えることが
多いが、

いやいや
それも
もとは私が
発したもの。

・・・と、
よく観ていれば
わかる。

自分が発した
波は
最後まで
きちんと
見届ける。

そうした上で
本当に必要な
次の波を
起こす。

最上だと思える
タイミングで。

最上だと思える
強さで。

だから私は
じっとしている
ことが多い。

ほとんど
「待っている」
イメージだ。

でも私にとっては
それが最も
楽しいことなんだ。

つづく

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