時折、
川に滝が
あるように、
一気に
ステージを
変える
瞬間がある。
ずっと
緩やかだった
のに、
忽然と、
水が落ちる。
滝壺に。
そして
滝の後は、
激流だ。
あの
平穏な日々は
どこに行った?
もう
戻らないのか?
と、
滝の前の状態を
思い描くが、
無駄だ。
もう、
変わったんだ。
というよりも
もともと
川はそのように
できている。
最初から
最後まで
平穏のままでは
海には
辿り着けない。
そこに
滝がある。
それは
最初から
そこにある。
予定通り、
ということだ。
平穏な時は
平穏でいれば
いい。
でも、
激流になっても
平穏でいたい
とは
思うなかれ。
ますます
不安定になる。
だって、
ここは、
激流なのだから。
もう、
現実は
変わったんだ。
それを
受け入れなければ、
流れて
行けないよ。
幸い、
川の流れは
上流から下流へと
ちゃんと
流れるように
なった。
昔は
それすらも
おかしかったんだ。
昔に比べれば
健康的に
なったよ。
川の流れは
ちゃんと
海に向かっている。
だから私達は、
流れに
乗ればいい。
平穏な時は
平穏に、
激流に入れば
それ相応の
生き方をする。
予定通り。
最も辛いのは
流れから
降りてしまうこと。
これはもう
生きられなく
なる。
何があっても
流れには
乗っていよう。
激流の
流れ方は
自分自身が一番、
よくわかっている。
それを
思い出すんだ。
どのような
流れであっても
海に向かって
いるのなら、
それは
健康的だ。
私達は、
泣こうが
喚こうが
流れに
乗り続けていれば
いい。
自分の生き方
流れ方を
思い出すんだ。
つづく