合図を
ずっと
送り続けてるんだ。
ずっと
ずっと。
どれだけ
送っても、
気づいて
くれないんだ。
そっちじゃ
ないよ!
って。
でも、
気づいて
くれない。
そっちに
向かっちゃうんだ。
どうしても。
・・・・・・
綺麗な
光が
導いてくれる。
点々と
光が
連続して
灯り。
その向こう
には、
何がある?
何も今は
見えないかも
しれないが、
本当に
望んでいる
ものが、
世界が、
あるだろ?
・・・・・・
時折、
右上の方から
強い光が
差し込んでくる。
自分の魂を
えぐるように。
痛い。
光なのに、
いや、
光だからこそ、
痛い。
でもここで
痛がるのは
とても
健康だという
ことだ。
・・・・・・
難しく
考え過ぎなんだ。
頭で
判断し過ぎ。
グルグルと
同じ場所で。
だから
訳がわからなく
なる。
考えるよりも
見つめろ。
その先を。
そして
光の痛さを
そのまま
痛い!
と感じ取り、
泣けばいい。
そう、
素直に
泣けばいいんだ。
・・・・・・
合図を
送っているのは
自分自身だと
知ってるだろ?
本当は
最初から。
だからこそ
目を背けて
いたんだろ?
自分なんかに
負けて
たまるか!
と。
人はね、
自分自身に
対してこそ
意地を張る
んだ。
意固地に
なるんだ。
自分との
信頼を創り出す
のが、
実は一番、
難しいんだ。
・・・・・・
自分を
信じて
あげるんだ。
簡単に
できることでは
ないよ。
でも、
まずは、
その意志を
持つところから
だよ。
つづく