ここ、
にいる
という感覚が
どんどん
研ぎ澄まされると、
実は
ここにはいない
という
感覚も芽生えてくる。
どちらが
正しい、
ではない。
どちらも
大事にするといい。
唯一いけない
のは、
ここにいる
感覚がないままで
ここにいない
感覚のみを
育てること。
それは
妄想の人生
への
第一歩となる。
想像力、
を
伸ばすことは
大切であるが、
そして
想像力は
人間にとって
創造力の源と
なるが、
それが
妄想方向であっては
ならない。
すべて、自我の
満足のみに
向かうことになる。
ここ、
の感覚を
味わう。
自分の
存在感を
ヒシヒシと。
自分の体に
意識を向ける。
細胞の一つ一つ
にしっかりと。
この世界は
現象だが、
現象という
現実の
一つ一つを
大切にすること。
現象だから
と言って
蔑ろにしては
ならない。
現象を愛する
ものこそが
結果的に
実在を愛することが
できるように
なる。
つまりは、
現象を大切に
することで、
今ここに
いる、
という感覚が
育ち、
その先に、
実在が
観えてくる、
感じられてくる。
すると
本当は
ここにはいない
という
感覚が育つ。
両方の感覚を
大切にする
ことはイコール、
実在と現象
両方を
大切にするという
こと。
それができる
ことで、
実在と現象は
一気に
繋がり始める。
人としての
至福の人生の
始まりだ。
つづく