人間は
人間の尺度で
価値あるもの
価値ないもの
を
勝手に判断
しているが、
もちろんで
あるが、
人間の価値観が
正しい、とは
限らない。
例えば
私の場合、
「次元」の話を
よくするが、
次元が高い
次元が低い
という尺度
一つとっても、
皆、勝手に
「こうに違いない」
と
決めつける。
決めつけ
たがる。
実はその行為
そのものが
次元を低めている
のだけどね。
例えば、
人間は
動物よりも
自分達の方が
次元が高い、
と
勝手思っているが、
本当に
そうか?
「動物的欲求」
という言葉を
使えば、
それは
すなわち
「自己実現欲求」
よりもかなり
下等なものだと
決めつけているが、
本当に
そうか?
私達はもっと
本質的な
視点、
本質的な
問いを
持たねばならない、
そうでなければ
今後はもう
やっていけなくなる
のではないか、
と
特に最近は
強く思うよ。
人間よ
奢るなかれ。
・・・と、
自分自身も
含めて、
戒める気持ちが
強く
湧いてくるよ。
私達はもっと
謙虚に生きねば
ならないのでは
ないか。
実は、
年末年始
珍しいことに
私は
インフルエンザに
罹った。
病の状態で
年末年始を
過ごすというのは
人生で
初めてのことだった。
が、
それが良かった。
私は
繭に閉じこもる
蚕のように、
じっと
「羽化」のための
時間を過ごした。
全く
何も
しなかった。
昨年
やるべきことは
やり尽くしたし、
せっかくなので
実在も
現象も
あらゆる活動を
ストップした。
自分自身の
電源を落とし、
「羽化」のみに
集中した。
そんな時間を
潜り抜けて
最初に浮かんだ
言葉が、
人間よ
奢るなかれ。
・・・だ。
きっと私は
これから
昨年とは
比べものにならぬほど
激しく
活動する。
だからこそ、
謙虚に
行く。
素の自分
として
行くよ。
つづく