このままでは生まれない

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一本の光が
遥か彼方から

ここに

届いている。

私の
足元に。

まっすぐで
黄色の光。

そんなに
明るくはない。

が、
決して
消えたり
途切れたりは
しない
力強さを
感じる。

足元の
光の着地点に
意識を向けると、

メッセージの
ようなものを
感じた。

そこに集中して、
それを何とか
言語化してみた。

「早く来てほしい」


なった。

どこへ?

すると私の意識は
その光に
導かれ、

光の発信点だと
思われる
遥か彼方の
一点に

急速に
吸引された。

そこには
子ども達が
いた。

数え切れない
無数の
子ども達。

とても
次元の高さを
感じる。

あぁこれは
この世の中の
希望だな、

まずは思った。

が、
彼らは
こう言うのだ。

「今のままでは
生まれることが
できません」

必死の
訴え。

私は
答えていた。

わかった。
できることは
全てやってみよう。

・・・そして、
ここに
戻った。

できることは
全て、
とは言っても

いったい何を?

さっぱり
わからないが、

でももう
私は
知っている。

ということは
わかった。

彼らが
無事に
生まれますように。

そんな祈りを
抱きながら、

今日やるべき
ことを
私は
今日、やる。

つづく

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