未来の感じ方

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背後から
何かが
しがみついてくる。

意識を
向けると、

あぁそうか、
この人の
執着心だ。

人間だから
皆、
執着の心は
ある。

が、
この人の場合は
それが
強過ぎるのだ。

執着が
強過ぎて、
自分の道が
わからなく
なっている。

だからその
執着を
一旦、私が
肩代わりしている
わけだ。

その状態で
ニュートラルな
目で、

自分自身の
人生と
向かい合って
みる。

すると案外
クリアに
いろいろ
見えてくるもんさ。

・・・・・・

未来は
見えた方が
いいかい?

それは
人それぞれだが、

私の場合は、
極力
未来は
見えない方が
いい。

可能であれば、
明日のことも
全くわからない。

何が起こるか、
どうなるか、
予測がつかない。

というくらいに
なるのが
理想だ。

私は
「わからなさ」

味わいたい。

楽しみたい。

もし未来が
ある程度わかって
安心したとして、

そんな人生の
何が面白い?


思ってしまうのが
私だ。

もちろん
それをお奨め
しているわけでは
ない。

ただ、
今は未来が
本当に見えない
時代だ。

環境問題も
AIも
政治も経済も、

一寸先は
闇、
みたいな。

だから
多くの人の
不安感が
社会的に高まって
いる。

その影響も
あってか、
皆、未来の安全な
道を知りたい

思っている。

思い過ぎて
いるように
思う。

どうかな?

・・・・・・

現象レベルで
一寸先は闇、

あったとしても、

実在レベルでは
すべてが
確定している。

確定
という土台の
上での
不確定の中に
私達は
いる。

その
「確定」の感覚
のみを
掴めれば、

実はそれでもう
不安はかなり
減退する。

ちなみに
「確定」とは、
未来が完全に
決まっている
という意味では
ない。

現象レベルの
話では
ないからだ。

未来は
無限だ。

が、
未来は
「確定」している。

どうしても
わかりにくい
表現に
なってしまうが。

・・・・・・

過去、今、未来
という
全ての時間が
一つに
ギュッと凝縮された
土台の上に

の私達は
いる。


だけが
分離されている
ので、
もちろん不安だ。

でも、
私達は常に
土台の上に
立っている。

確定された
土台の上
にね。

私達がすべきは


本当に大切に
することだ。


丁寧に生きる
こと。
自分の意思で
丁寧に。

それを
続ければ、

の向こうに
未来が観える。

観えなくても
感じられる。

具体的に
わからなくても
それは
「確定」の感覚として

浮上して
くるんだよ。

つづく

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