
完全に、
腰を
羽交い締めに
された感覚だ。
動けない。
何を
やっても。
しょうがないので
諦めた。
完全に
力を抜いた。
すると
凄まじい
何か黒いものの
流れが。
それに
呑まれ、
意識を失いそうに
なる。
が、
それでも完全に
力を抜いたまま。
するとその流れの
上に
浮かぶような
感じとなり、
楽になった。
・・・・・・
世の中の
流れ。
潮流。
それが時折、
凄まじいものに
なる。
本当は
顕在化しなくても
よいものかも
しれない。
が、
私は把握を
しなければ
ならない。
潮流が
変われば、
サポートの仕方も
変える必要が
ある。
世の中全体の
潮流と、
その企業独自の
潮流と、
その人独自の
潮流、
それらを
すべて
調和させる必要が
あるから。
・・・・・・
人は、
自覚しないところで
潮流に
呑み込まれる。
人の宿命
と
言ってしまえば
それで終わりだが、
それらにきちんと
対処する必要が
特にここからは
あるんだ。
呑み込まれて
いる
場合ではない。
しかし
個人の力が
及ばないことでも
ある。
じゃあどうすれば?
というところで
ずっと
試行錯誤してきた。
そして結局は、
潮流をわかった
上で、
力を抜く
ことが
最も楽な脱出法
であり、
かつ
潮流を
自分なりに
コントロールする
最善の術である
ことを
知ることができた。
・・・・・・
すべてを
コントロールする
なんてことは
傲慢だ。
私達は
自然の一部
なのだし。
しかし
私達人間には
本来は
今よりももっと
コントロール力は
ある。
せめてそれを
思い出すことは
必要だと
思うんだ。
つづく