
月が
観えた。
みんなの
その
中心に。
確かに
それは
満月
だった。
丸く
まとまったな、
と
感慨に耽った。
いや、
丸くまとまる
と言っても、
お互いがお互いに
合わせている
わけではない。
むしろ
一人一人は
キレッキレに
尖っている。
尖り
尽くしている。
しかも
自由だ。
ブンブン
勝手に
動き回っている。
なのに、
満月、
だ。
丸く
まとまった。
こんな状態に
なれるとは。
もともと
素晴らしい組織
だと思ってきたが、
まさか
ここまで、
とは。
人の可能性、
と
表現すれば
安直だが、
今また
まざまざと
それを
見せつけられた。
人の可能性。
組織の可能性。
ここは
それを示す
見本のような
会社と
なっていける
のだろうな。
きっと。
成長
よりも、
進化
の激しい
組織。
これからの
時代を
象徴する
進み方。
新たな
時代の
組織だ、
きっと。
つづく