
最初、
小さな谷の
中にいた。
小さな小さな
流れだった。
しかし
その流れに
乗って進めば、
だんだんと
様々な流れが
合流し、
大きな川
となり、
さらには
海に出た。
その辺りで
飛べるように
なった。
空高く
飛んでみると、
これまで
自分が
流れてきた
川や谷の全て
が、
見渡せた。
最初は
あんな小さな
中に
いたのか。
と
愕然とした。
すると
さらに高度は
上がり、
そのうちに
地球全体が
見えるように
なった。
さらにさらに
高度は
上がり、
ついには
地球圏を超え、
宇宙に出て、
さらに
太陽系を
超え、
銀河系を
超え、
全宇宙を
見渡せるくらい
まで・・・。
そして
宇宙の
その先へ。
宇宙の
成り立ちと、
すべての
始まりの
もと、まで。
私達の
この
細胞の一つ一つ
には、
それらのすべての
記憶が
込められている。
込められて
いない細胞は
一つもなく、
すべてを
知っている
私達が、
すべてを
忘れて
ここにいる。
しかし本当は
すべてと
繋がっており、
すべてを
感じながらも
ここにいる。
感じている
ことを
どれだけ
顕在化すれば
いいか?
その調整
こそが
生きるコツであり、
ここが
絶妙になれば、
この混沌とした
世界でも
生きることが
比較的
楽になる。
そう。
すべてを
知っている。
・・・というのが、
前提だ。
この前提の
もとで、
私は人のサポートを
し続けている。
この前提に
本当の意味で
立ったのが、
13年前。
そこから
人のサポートは
劇的に
楽になった。
人に何かを
植え付ける必要
などない。
いかに
思い出して
もらうか?
こそが
ポイントだ。
宇宙全体が
わかったと
しても、
最初の小さな
谷を
バカにしては
ならない。
というか、
バカになど
できないはずだ。
あの谷にも
宇宙のすべてが
詰まっている。
谷の石ころ一つ
と
宇宙全体は
同じものだ。
ということが
実感できるように
なるから。
この感覚だけでも、
できるだけ多くの人が
思い出せるといいな、
と、
つくづく
思っている。
つづく