
重力とは
逆向きの
力を
よく感じる。
それは
力というより
エネルギーの
流れと
呼んだ方が
良いかもしれない。
この世の
現象の
代表的な存在が
重力。
そして
下から流れ来る
エネルギーは
実在だ。
これは
実在と現象が
反発している
ということでは
なく、
むしろ
調和をはかる
ための
もの。
上から下に
働く
重力と、
下から上に
働く
実在のエネルギー、
そのバランス
の
ちょうど良い
場所に
私はいる、
ことに
している。
特に
人と関わる
時こそ。
その
バランスが
とれている場所で
発する言葉は、
実にスムーズに
人に
伝わっていく。
基本、
説明が必要
ない。
一言で
スーッと
何かとても大切な
ところを
理解してもらった
感覚となる。
ありがたい
ことだ。
こちらの
バランスが
とれると、
相手のバランスも
しだいに
とれてくる。
その上での
コミュニケーション
だから、
きっと
楽なのだろう。
面白いのは、
同じ人との
同じ会話の
場面でも、
その
会話中に、
「場所」を移動する
感覚がくる
ことだ。
つまり、
重力と
実在エネルギーとの
バランスに
変容を起こしている
ということだと
思う。
明らかに
「移動しているな」
という感覚が
くる。
そして私は
その「移動中」には
何も
言葉を発さない
ことにしている。
きちんと
「移動」が
完了してから、
初めて
言葉を発する。
と、
これまた実に
スムーズに
会話が進む。
目の前の
この人としか
できない会話、
今この時
にしか
できない会話、
がある。
私はそういった
会話を
日々、
重ねているが、
そこで
重要なのが、
バランス。
重力と
実在エネルギー、
上からと
下からの
バランス。
これが
整った状態で
人と向き合う。
整っていない
場合は、
あえて
人とは
向き合わない。
と、
決めている。
つづく