
ぼんやり
して、
まだ、
形になる前の
思考
がある。
それが
目の前を
ふわふわと
漂っている。
多くの人は
その状態の
まま、
その思考に
入ってしまう。
しかし
それはまだ
「完成」
されていない
のだ。
完成される
前の
思考に入れば、
それは必然的に
中途半端な
ものになる。
だから
本当に納得の
答えに
行きつかない。
思考は、
待つこと。
それが
「完成」
するまで。
どうしても
すぐに思考
したければ、
今はまだ
絶対に
答えは出さないぞ、
と
決めた上で
思考しよう。
でも本当は、
「完成」前は
触ってほしくない。
思考たちは
皆、
そう思っている。
そっとしておいて
ほしいのだ。
思考が「完成」
したら、
それは
私達の内側の
中心から
自然に
湧き上がってくる。
それはもう
直観の一種
と言っても
良いだろう。
ただ、
思考の場合は
湧き上がってから
実際の
思考に入る。
ついつい
考え込んで
しまうのだ。
でもそれは
普段の考え込み
とは異なり、
凄い集中力
となる。
周りの何も
耳に
入らず、
目に
入らず、
ただその
考え込みのみ
の自分
となる。
時間が経つ
のを
忘れる。
そういった
もの。
それを経て
得られるもの
こそ、
直観であり、
かつ、
自分自身の
真の答えだ。
つづく