
私自身が
私に
強烈なメッセージ
を
送り続ける。
動くな、
動くな、
と。
動きたくなる
気持ちは
わかるが、
それが
人間という
ものだが、
しかし
今は、
待て!
待て!
と。
そういう理由
は
わかる。
今は私が
先頭に立っては
ならないのだ。
私が先頭に
立てば、
それにより
崩れるものや、
余分に発生する
もの達が
あまりに
多いだろうから。
すると結局
その対応に
時間を取られ、
回り道と
なる。
だからこそ
最短の道を
行くためには、
今は
動くな!
ということ
だろう。
理解は
できる。
でも、
私だって
人間だ。
わかっちゃ
いるけど、
動き始めようと
する
私がいる。
すると
私ときたら、
私自身に
これまた強烈な
脱力
を
与えるのだ。
エネルギーゲージ
が、完全に
ゼロになる
くらいの。
時には、
脱力するための
わかりやすい
現実を
私自身に与える。
いわゆる、
この出来事の
ために
やる気がゼロに
なった、
というやつだ。
その度に
思うのだ。
勘弁して
くれよ。
そこまでして
私は
一歩、一歩、を
間違えたく
ないのか?
そこまでして
最短の道に
こだわるのか?
そう。
その通り。
それまでして
私は
一歩も踏み間違えたく
ないし、
最短の道しか
行かないと
決めているんだ。
理由は
単純。
じゃないと
間に合わないから。
結局は
ここに戻る。
間に合わせる
ために
私はここに
いる。
心は納得
できないが、
体は完全に
納得してしまって
いる。
だから、
動こうにも
動かない。
じっと待つ
私が
ここにいる。
つづく